こんにちは、Nogi(@NogiMaga)です!
この記事では

メールをチェックするためにスマホを手に取ったつもりが、気づいたら2時間過ぎてた・・・
という方のために、自分が読んでみて役立ったり参考になったネット依存・スマホ中毒から脱するためのオススメ本5選を紹介していきます。
この記事で紹介する本を読んでいただければ、スマートフォンやネットサーフィンの依存の危険性やその対策を知ることができますよ。
こんな人にオススメ
- Youtube・SNS・ネットサーフィンをやめたい
- トイレや風呂にもスマホを持ちこんでしまう
- 一日に何度も無意識にSNSやゲームを開いてしまう
- スマホが手放せない
それでは、どうぞ!
タップできる目次
スマホ脳
2021年に大ヒットした、精神科医のアンデシュ・ハンセン氏が書かれた本です。
『スマホ脳』というタイトルが衝撃的かつキャッチーですし、中身も想像がしやすいですね。
最新の脳科学の研究をもとに、我々がなぜスマホから離れられないのか、そしてスマホは私たちに与える影響について説明していきます。
スマホは最新の麻薬と同じぐらい危険と述べています。
その中の代表例として挙げているものがSNSです。
SNSのエンジニアは、人の心理・本能を詳しく研究していて、SNSに没頭してしまうようにSNSを設計していることが説明されています。
著者が「子供の頃にスマホがなくて良かった」と書いていますが、全く同感ですね。
スティーブ・ジョブスが、自分の子どもたちのデジタル機器を使う時間を制限しているというのも有名な話。
スマートフォンの危険性を、作った本人もよくわかっていたわけですね。
スマホの恩恵はたくさんありますが、一方でメンタルや肉体面の悪化など問題点も多いです。
スマホ依存の危険性と、スマホとの上手い付き合い方について知りたければ、まず『スマホ脳』を読んでみましょう。
ちなみにスマホを手に取らないための対策はコチラ。
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時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」
GoogleとYouTubeという、時間泥棒(失礼)の代名詞とも言える企業に勤めてきたエンジニアが、時間を作り出す方法を説明しています。
ライフハックの時間術がたくさんあるので、取り入れやすいところがメリットです。
とはいえ特に印象的なのは、テクニックよりも『人間の意志力はほとんど役に立たないので、時間をムダにしない環境作りが大事』というところ。
人間は低い方(甘い方)に流れていくという前提でいるわけです。
自分の中では、時間術よりもこれが目からウロコであると共に非常に納得しました。
人々の時間の9割は、当たり前になっている毎日の時間の使い方を見直すことで変えられると書いています。
自分が実際にやって効果を実感していること
- スマホから気が散るもの(アプリ)を削除する
- スマートフォンの通知を切る
- タイマースイッチでネットを遮断する
- シングルタスクなアイテムを使う
- 朝の巡回を止める
具体的な読んでみた感想と実際に自分がやったことは、下の記事で紹介しています。
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【スマホ依存対策】時間術大全の中で1日が劇的に変わったオススメの方法5選
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デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する
「デジタル・ミニマリズム」を勧める本です。
しかし、それ以外にもスマートフォンがスロットマシンであり中毒性があるという説明と、
Facebook・Twitterに代表されるSNSには中毒性があるメカニズムが説明されます。
その代表的なものが『いいね』です。
この予期せぬ報酬が、我々の承認欲求を刺激してSNS中毒にさせてしまうというもの。
第2章ではデジタルデトックスの具体的な方法を紹介しています。
デジタルデトックスの具体的な方法は下記の通り。
デジタルデトックスの方法
- 30日間、今使っているテクノロジーの使用をやめる。
- この間に、やりがいのある活動を新しく見つけたりする。
- この期間が終わったら、テクノロジーの使用を再開する。
- ただし、そのテクノロジーがどのようなメリットがあるか、本当に必要なものか考える。
自分は流石にここまで過度なデジタルデトックスはしませんでしたが、
1週間の間Youtube・Twitter・まとめサイト等を見ない等の制限を課しました。
案外制限してみると「なんだ別に見なくても困らないじゃん」と思えてきますよ。
ちなみに自分がWebサイトの閲覧に使っているコンテンツブロッカーはFreedomです。
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【ネットサーフィン防止】Freedom(フリーダム)アプリの使い方を解説【コンテンツ ブロッカー】
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無料のコンテンツブロッカーが良いならCold Turkey BlockerやLeechBlock NGがオススメ。
Cold Turkey Blockerは下の記事で使い方を紹介しています。
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【ネットサーフィン防止】Cold Turkey Blockerの使い方を解説&レビュー【コンテンツ ブロッカー】
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ウェブはバカと暇人のもの ~現場からのネット敗北宣言~
学生時代にTwitter廃人だった自分の目が覚めて、一度SNSのアカウントを消すキッカケになった本です。
とはいえ、バカッターや炎上が起きるメカニズムなどを知るには良い本かと思います。
なぜバカッターや炎上が発生するのか、それはYoutubeでも変わらないのか知ることができます。
ネットは居酒屋のようなもので、ネットは暇人が悪ふざけできる材料を日々探している場所であるという意見は的を射ているかと思います。
デメリットがあるとすれば、2009年に書かれた本なのでかなり古く時代には合わない箇所もあります。
例えば、現在ではYoutube・Twitter・Instagramなどで活躍しているインフルエンサーもいます。
そのため『ネットはあなたの人生を何も変えない』とは言えなくなってきていますが、
インターネットの負の側面も見つめ直して、ネットとの付き合い方を考え直すには良い本です。
僕らはそれに抵抗できない
この本は、「依存症」について仕掛ける側(企業側)と、仕掛けられる側(ユーザー側)の両面から解説している本です。
ユーザをSNS・Youtube等のサービスに依存させる6つの仕掛けと、依存に抗うための方法が述べられています。
依存症といえば、タバコ、アルコール、ドラッグを思い浮かべますが・・・
現代社会で問題となっている依存は、行動嗜癖と呼ばれる依存症です。
例えば、ゲーム・SNS・動画・メール・ネット通販・ギャンブルなどです。
この行動嗜癖になりやすい要素は6つあり、それぞれ下記の通り。
行動嗜癖になりやすい6要素
- 行動が容易、魅力的な目標
- ランダムなフィードバック(SNSのいいね等)
- 段階的な進歩の実感
- 徐々に難易度がエスカレートすること(オンラインゲーム等)
- 解消しきれない緊張感(クリフハンガー)
- 社会的な繋がり(コミュニティ)
これらの要素が多いほどハマりやすい、すなわち行動嗜癖になりやすいコンテンツというわけです。
新しい依存症に立ち向かうための対策法
最後の章では、行動嗜癖に立ち向かう方法が紹介されています。
その方法がゲーミフィケーションというもので、依存症のメカニズムを逆手に取り、自分の目標達成に活用するというもの。
また、そもそもスマホを持ち込まないということも提案されています。
本の中には、さらに詳しい内容が書かれています。
ちなみにこの本、文量が多く読破するのに5~7時間ぐらいかかるので読むのが大変でした。
まとめ
この記事ではオススメ本5冊を通じて、スマホそのそのの危険性や、SNS・Youtubeが依存させるように設計されていること、意思の力ではなく仕組みを作ることの重要性を解説してきました。
以上、自分が読んでみて役立ったり参考になったネット依存・スマホ中毒から脱するためのオススメ本5選でした!